京都の観光スポットといえば、まずお寺や神社を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
確かに伏見稲荷大社や清水寺など、季節を問わず賑わう寺社仏閣が京都にはたくさんありますが、ぜひ多くの方に知って頂きたいスポットがこちら。今回は、今年開業10周年を迎えた「京都水族館」の魅力をお伝えしていきたいなと思います。
■京都水族館とは
2012年にオープンした、まだ新しい水族館です。
目の前には梅小路公園の緑が広がり、世界遺産・東寺の五重塔も見えるという、京都ならではのロケーション。JR京都駅から徒歩15分、梅小路京都西駅からは徒歩7分と、アクセスの良さも大きな魅力のひとつです。以前ご紹介した西本願寺も目と鼻の先にあります。
■見どころ①「京の海」
京都水族館の大きな見どころのひとつ。1、2階が吹き抜けになっている大水槽です。薄暗い通路を潜り抜けた先に待つ高さ6mの青い世界。周囲からもため息が聞こえてくるほどの美しさです。
水槽の前にはソファが用意され、ゆっくりくつろぎながら観賞出来るのも嬉しいポイント。館内に流れるヒーリング音楽を聴きながら、ゆっくりと回遊するエイやイワシの群れを眺めている時間はまぎれもなく非日常です。心も体もリラックスさせるような、のんびりとした時間がゆらゆらと漂っています。
■見どころ②「クラゲワンダー」
クラゲ鑑賞にリラクゼーション効果があると言われ始めたのはいつ頃からでしょうか?
光を透過しながら、独特のリズムでふわふわと水中をただようクラゲ。ストレスを感じさせない脱力した姿を眺めることで、きっと心までゆったりしてくるんでしょうね。
京都水族館の「クラゲワンダー」には約5000匹の様々なクラゲが展示されています。なかでも360度パノラマ水槽「GURURI」では、まるで海の中で一緒に漂っているかのような体験ができ、思わず時間を忘れて眺めてしまいます。
■見どころ③「京の川」
こちらは、京都に流れる鴨川の上流域を再現したエリアです。ここの見どころはなんと言ってもオオサンショウウオ。国の特別天然記念物に指定されており、「生きた化石」とも呼ばれる世界最大級の両生類です。
1mを超えるその大きな体に少しビックリしますが、正面から見ると思った以上に可愛らしい表情であることにも気付きます。まだまだ謎の多い生き物だそうですが、そのリアルな生態を間近に観察できるのも京都水族館の特色のひとつ。ぷにぷにとした指やトゲのないまるっとした顔つきが、見れば見るほどに愛着が湧いてくる不思議な魅力があります。
■見どころ~番外編~「梅小路公園」
京都水族館の目の前に広がる広い芝生の公園です。京都駅近くという好立地にもかかわらず、少し郊外へ出て来たかのような広い敷地と開放的な芝生の広場。学生さんから小さいお子さん連れのご家族まで、特に天気の良い休日には思い思いに過ごすたくさんの人々の笑顔で溢れます。音楽やダンスイベントも度々開催されています。
さらに、「朱雀の庭」「いのちの森」など、自然の中で静かに散策できるエリアも園内にあり、新緑や紅葉が見ごろの季節はいっそう心地良い散歩道となります。歴史的な文化財ももちろん京都の大きな魅力ですが、こうした自然が身近に感じられるのもまた、この町の良いところかなと感じています。
少しずつ、外出しやすい状況になりつつあると思います。京都駅からアクセスのよい京都水族館と、その周辺エリア。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
■京都水族館・基本情報
【所在地】
〒600-8835 京都市下京区観喜寺町35-1(梅小路公園内)
【お問い合わせ】
(TEL)075-354-3130
【アクセス】
公式サイトのアクセスマップはこちら
【営業時間】
日によって変動します。最新情報はこちら
【入館料】
大人|2,200円
高校生|1,700円
小・中学生|1,100円
幼児(3歳以上)|700円
【所要時間】
約1~2時間
【公式サイト・SNS】
梅小路京都西駅からすぐ「京都水族館」【公式サイト】
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ライター:
間宮まさかず
京都市在住。妻、6歳の娘、3歳の息子と暮らしています。
子育てにまつわるエピソードや、京都の町の魅力などを綴っていきたいと思っています。