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茶堂とは?
「茶堂」とは、かつて村の境や峠に設置された小さなお堂で、建物の三面に壁がなく、誰でも、どこからでも上がれるのが特徴です。
世代を問わず村民たちの憩いの場として使われていたほか、通りがかる旅人や商人たちが村人からお茶やお菓子のおもてなしを受け、旅の疲れを癒したといわれています。小さな交流の場が、時には先人から受け継がれた知恵を学び、時には異文化に刺激を受け共感し、日々の暮らしに取り入れるきっかけにもなっていました。そんな、ふらりと誰でも立ち寄れる茶堂のように、CHADEAUでは日本の伝統的な文化や暮らしのヒントを紹介し、現代に活かせるエッセンスを日々発信していきます。
善了寺の第2本堂である聞思堂の中に、2022年12月1日、新しいカフェがオープンしました!
まちの小さなヨリドコロ、その名も「こよりどうカフェ」。認定NPO法人こまちぷらすさんとともに、そして、善了寺を大切に思ってくださるみなさんとともに、少しずつゆっくりと歩んでゆきたいと思います。
こまちぷらすさんは、東口の区画整理事業の際に、東口の仮店舗で活動されていました。まちづくりでご一緒させていただいたご縁から、とつか宿駅前商店会ともずっとおつきあい頂き、この度のご縁につながっています。
「私達こまちぷらすは「子育てをまちでプラスに」を合言葉に、子育てが「まちの力」で豊かになる社会を目指し、活動しています。」ホームページより
ステキなビジョンですよね。善了寺にはデイサービスがあります。お年寄りと子供たちとそして、世代をこえた多くの皆さまとともに、「集う力」を大切に活動してまいりたいと思います。
どうぞ、今まで聞思堂で活動された思い出のあるみなさんも、是非またお会いしましょう。土壁を塗ってくださったみなさん、建築をご一緒したみなさん、キャンドルナイトをご一緒したみなさんも、お会いできる日を楽しみにしています。
善了寺 住職 成田智信 合掌
「還る家ともに」(かえるいえともに)は、善了寺が運営する少人数制のデイサービスです。元来よりお寺は生と老い、そして病と死と共に向かい合う場所です。だれもがいつでも還ってくる事の出来る場所であり、どれだけ年をとっても、どのような障害があっても「その人らしくあたりまえの生活を続ける場所、第二の家」でありたいと願い、私達はこのデイサービスに「還る家ともに」という名前を付けました。
笑顔も涙もそまつにしないともに笑い、ともに泣きたい、そんなスタッフがお待ちしています。
ステキなご案内ができました。是非ご覧ください。https://www.chadeau.com/a.kaigomanga-10
カフェ・デラ・テラ(café dela terra)とはイタリア語で「大地のカフェ」という意味ですが、大地のテラはお寺のテラでもあるんです。ま、早い話がダジャレですが、ここにはただならぬ深い意味が込められている。 まず、お寺というものが本来、人間界はもちろん、自然界とも分かちがたく結びついたエコロジー・センターである、という思いがそこに表現されています。また、お寺とは、元来、老若男女が階層や貧富の分け隔てなく、さらには生死の別さえ超えて集い合う場であり、だから、現代風にいえば、カフェのようなものにちがいない、という思いが込められています。
鎌倉時代に活躍された親鸞聖人の流れをいただく浄土真宗本願寺派(通称西本願寺)の寺院。横浜市戸塚区矢部町にきて約400年のお寺です。神奈川県初のお寺のデイサービス「還る家ともに」など地域に密着した福祉活動、NPO法人カフェ・デラ・テラや地元商店会、町内会と共に、地域活性に積極的に取り組み、現代におけるお寺のあり方を追求しています。本堂等の建築は、東日本大震災後に新築、新しい仏教寺院の建築のあり方として、「スローデザイン」http://www.slowdesign.net/を採用し、ストローベイル工法をはじめ、自然の恵み、いのちの恵みを実感し、安心して死を想うことのできる空間を提供しています。