『一般社団法人 えんまん』さんと『震災支援を続ける会』さんのお誘いを受けて、9月9日に、輪島市門前町の『能登支援PROJECT Sun Rise』さんで、たこ焼きの炊き出しのお手伝いに行ってきました。
震災直後の1/10にも参加させていただいたのですが、寒い中、焼き上がるのをじっと待っておられた無言の行列から、苦しみと悲しみをひしひしと感じたのを思い出します。
今回は、配布1時間前くらいから、ご近所の仮設住宅から、たくさんの方が集まってこられ、私たちボランティアに対して「暑いでしょう。ありがとうね〜」と声をかけてくれたり、待っておられる方々同士で会話も弾んでおられて、少しずつ、みなさん元気になられておられるんだなーと感じました。
他の仮設住宅にも配達に行き、12人ほどのボランティアで、400人分ほどのたこ焼きを配布できました。
また、他の仮設住宅の集会所では、ハンドマッサージや、お抹茶席と、たこ焼き配布も行い、16名ほどの方が参加されたそうです。こちら、ハンドマッサージを主催した方からお聞きしたのですが、「避難者の方が気を遣ってくれ、こちらの方が癒された」また、「どんなイベントでも参加したいから、また来てくださいね〜」とも言われたそうです。今まで暮らしていたところから、馴染みのない場所、人、狭い仮設住宅で過ごされている方々にとって、集会所がほんの少しの憩いの場になって来ているのかなと思いました。また、今回、集会所にこられたのは、全員が女性だったそうで、男性が、仮設住宅の中に閉じこもりがちになっているそうです。
今年の夏は、台風や酷暑の被害も多くあり、テレビでは能登地震の報道が少なくなりました。でも、能登の復興はまだまだです。不便な暮らしを我慢して暮らしておられる方が、たくさんおられることを実感しました。
えんまんの真衣さんと、震災支援の会の石崎さん、他、ボランティアでご一緒させていただいた方々、無事家に着いただろうかと思いながら、自分にできることを、させていただきたいと思いました。