善了寺の境内で、今年もウグイスが鳴き始めました。すると、住職がこんな話をしてくれました。

ある日、本願寺の第8代のお寺の住職である蓮如上人が、床に伏して、おやすみになっておられると、ウグイスの「ホーホケキョ」という独特な鳴き声が聞こえてきました。蓮如上人はその鳴き声に耳を傾け、ウグイスが何を言っているのか考えました。

そして、蓮如上人にはウグイスの鳴き声がまるで「法(仏法)を聞けよ」と言っているかのように聞こえました。蓮如上人はその鳴き声を大切に思い、ウグイスから学ぶことにしました。

蓮如上人はお寺の人々に、「ウグイスの鳴き声は『法を聞けよ』と言っているように聞こえます。私たちもウグイスのように、仏法を大切にし、真剣にお聞かせいただき、学びましょう」と話しました。

お寺の人々は蓮如上人の言葉を聞き、ウグイスの鳴き声に耳を傾け、仏法を学ぶ大切さを実感しました。そして、彼らも仏法を大切にし、真剣にお聞かせいただき、学びました。

セミの鳴き声からは、何を学ぶんだろう??(笑)