- 住職のつぶやき
- 2021年1月31日
暮らしの中に、敬いの心を育てる場所をつくる
今、外出もできずに悩まれている方も多いと思います。ちょっと提案があります。この機会に、「住むこと」「住まうこと」を考えてみませんか?
日頃、仕事場や学校など行き来をしていると、何気ない暮らしの空間をちゃんと考えるということがないかもしれませんね。
昔の家は、「生老病死」を全て受け止める空間でした。たとえば、昔は「仏間」というものがありました。今もあるご家庭も多いと思いますが、仏間は、仏さまがおわす場所です。家族が「生老病死」に敬いの心を持って出遇うための心を育む大切な空間でした。仏さまの前で、死を迎えていくことのできるターミナルケアの役割も果たしていました。
コロナ禍で、テレワークなど在宅で仕事をすることも多く、リフォームされる方もあるかと思います。だからこそ、もう一度住まうことを考えてみましょう。
機能性も大切ですが、「敬う心」を育む場所はどころにあるのか考えてみたいものです。新しい生活様式だからこそ、「懐かしさ」の中に暮らしのヒントがあるかもしれません。
動画でも、このことについてお話させていただいています。
よろしければ、ご覧ければと思います。
動画全編は、こちらからご覧ください。
また概要欄に、動画の詳細情報を載せています。
戸塚・善了寺 住職