- 人・暮らし
- 2017年7月28日
お寺は私のオアシス
寺院には住職の他にも、肩書きを持つ人がいるのをご存知ですか?
その1人が坊守です。
住職は「住む職」と書くように、寺院に住み、法義を護持するということです。
では坊守はというと、「坊(寺)を守る」と書くように、住職を補佐して、寺院の護持に務める人を言います。
住職の配偶者が坊守となることが多く、戸塚・善了寺の坊守も、奥様の成田美砂さんが務めています。
愛媛県出身で、まったくお寺に無縁の生活をしていた成田美砂さんですが、なぜ遠く戸塚の善了寺に来たのか理由を伺いました。
結婚を機に善了寺に来た成田美砂さん。
それまでは、お寺というと「葬式や法事など、亡くなった方のためにあるものだ」と思っていたそうです。神社の方が、初詣などの行事ごとで馴染みがあったとか。
それが結婚して22年。それまでのイメージから大きく変わったと言います。
ずっとお寺は亡くなった人のものと思っていたけれども、実は「生きている人のためだったのだ」と気づかされたのだそうです。
思い悩んだ時に、その悩みを根本から解決してくれたのが、仏教の教えだったとお話しくださいました。
仏様のお話を1番近くで聞き、触れられる。
だから、お寺は私にとって救われる所とお話されました。
最後に「善了寺に来てよかったですか?」と質問をしてみました。
坊守さんは笑顔で「善了寺に来てよかった」とお答えくださいました。
日々良いことばかりではないけれども、坊守さんにとって善了寺は、まさにオアシスでした。
戸塚・善了寺ではいつでも本堂をお参りできますが、毎朝7時からお参りもしています。
どなた様でもご参加いただけます。
ぜひ早起きした日には、お越し下さい。
詳細は下記より
日暮らしに気づき、日暮らしが始まる、朝のおつとめ
※写真は成田美砂さんが愛する、愛猫のチロです。
岩﨑