還る家ともに は40代から90代まで幅広い年代の方にご利用頂いています。そうすると食事の形態も人それぞれで常食の方からお粥・刻み食、ミキサー食の方まで人それぞれです。そんな中、先日のおやつ‘おせんべい’で異変が・・・?

江戸っ子の気質の成せる業か?

入谷生まれで入谷育ち チャキチャキの江戸っ子のTさん。90歳を超えても入れ歯とは無縁で、自分の歯が一番の自慢だったのですが、急に抜け始めるとあっという間に自歯はほとんどなくなってしまいました。

そんなTさん、例外になく食事の形態は常食から刻み食へと変わっていきました。

「柔らかめのご飯」「おかずは細かく刻んで」が口癖のようになっていったのですが、ある日のおやつは草加煎餅。なので、Tさんのおやつは柔らかく食べやすいものに差し替えて提供しようとしたところ・・・

「ちょっと、そのおせんべい頂戴」と衝撃の一言!お好みの煎餅をとってもらい、じっくり観察していると、Tさんは時間をかけてしゃぶりながらもしっかりと食べていました―

しかも「お煎餅には目が無いのよ」と!

嗜好が身体能力をこえた?!

これは江戸っ子成せる業なのか、はたまた お煎餅の魔力なのか( ^^)