- 還る家「ともに」
- 2015年8月6日
座位が変われば○○が変わる!?
善了寺デイサービス還る家ともに は定員10名の小規模デイサービスです。スタッフやご利用者、ボランティアさん、みんな個性的でステキな方々が集っています。そしてそこにある椅子もさまざま、十人十色です。そんなデイサービスの椅子たちをご紹介。
十人十色な椅子たち
そもそもなぜそんなに色々な種類の椅子があるのか、それは椅子のサイズとご利用者の体格にギャップがあるからです。一般的な椅子の高さは42㎝、これは現代の成人の下腿長( 足の裏から膝の下までの長さ)が基準となっているからです。一方、大正生まれのおばあちゃんの下腿長は35cmなんてこともザラです。ということは深く腰掛けてしまうと7cmくらい足が浮いてしまいます。すると体圧分散が上手くいかず姿勢が崩れ腰痛などの原因となってしまいます。
そこで、ご利用者の下腿長に合わせるためボランティアさんにお願いし躊躇せずそれぞれに合わせる形で椅子の脚をカットしてもらいました。また、下腿長だけでなく膝の裏から臀部にかけての長さ、背中が丸まっているか否か等によって必要な座面の長さも変わってきます。
なんだかんだで上写真のような十人十色な椅子コレクションに。
より主体的 能動的に
座位が安定すると体圧分散も上手くいくので腰痛にもなりにくく、座っている中での主体性・能動性をより発揮しやすくなります。また、お好みのクッションを使えばもっと快適に。お薦めは高反発で通気性の良いクッション。沈み込みが少ないので座位が崩れにくく、通気性が良いので座面の蒸れも少なく快適です。
姿勢が傾いたり浅座りの方には、まずは椅子のから見直してみるのもいいのではないでしょうか。椅子が変われば世界が変わる!?