- 住職のつぶやき
- 2019年7月14日
川は岸のために 流れているのではない
もうすぐ、夏休み。ということは、親として子どもの成績表と対面することになります。どんな成績表がやってくるのやらと、楽しみと不安の中、偶然にも東井義雄先生の大変素晴らしい詩に出遭いました。
川は
岸のために流れているのではない
川のために
岸ができているのであるわかり切ったことである
それだのに教師の考え
学校の方針にあわない子どもを
「悪い子」「問題の子」「困った子」として
切り捨ててしまう風潮が横行しているのはどういうことか子どものために「教師」があるのである
子どものために「学校」があるのである「できない子」のための岸になろう
「困った子」のための岸になろう
そして
ともどもに
「真理」「真実」の海を目指そうそういう教師になろう
そういう学校を創ろう川は岸のために流れているのではないのだから。
(引用元:山田 邦男他『東井義雄のこころ』佼成出版社,2002年,72-73頁)
この詩は「子どもと教師・学校」の関係についてのものでありますが、「子と親」についても、同じことが言えるのではないでしょうか。
この詩と出遭ったおかげで、夏休み前の親の心構え(準備)ができた気がしました。
残りの準備は、スイカとソーメンを買うだけだ!
文:横浜戸塚・善了寺 坊守(※)
※「ぼうもり」と読みます。住職の連れあいです。
鎌倉時代から大切にされてきた言葉なんですよ。
時々つぶやきますので、優しくお付き合いください。