- 住職のつぶやき
- 2019年7月10日
アチャー……
先日、芽が出て喜んでいた和綿畑!
久しぶりに見に行ったら、思わず「アチャー……」と声が出てしまいました。あっという間に、草だらけ。
大事な和綿の芽がぁぁぁぁ……。
でも、こんなにも草が育つという事は、土良し!水良し!日当たり良し!という証。
去年は芽が出ないことに悩み、二回も種を蒔き、哀しい思いをしたわけで……。
お釈迦様の言葉が、身に沁みます。
田があれば 田に悩み、家があれば 家に悩む。
牛馬などの家畜や、金銭・財産・衣食・家財道具…
さては使用人にいたるまで、
あればあるにつけて 憂いはつきない。また、田がなければ 田をほしいと悩み、
家がなければ 家がほしいと悩む。
牛馬などの家畜や、金銭・財産・衣食・家財道具…、
さては使用人にいたるまで、
なければ ないにつけて、また それらをほしいと思う。たまたま、ひとつが得られると、他のひとつが欠け、
これがあれば あれがない というありさまで、
つまりは、すべてを取りそろえたいと思う。そうして、やっと これらのものが みなそろったと思っても、
それは ほんの束の間で、すぐにまた 消え失せてしまう。
(仏説無量寿経)
さあ、和綿救出のため、草取り頑張ります!
文:横浜戸塚・善了寺 坊守(※)
※「ぼうもり」と読みます。住職の連れあいです。
鎌倉時代から大切にされてきた言葉なんですよ。
時々つぶやきますので、優しくお付き合いください。