私達の住まいの台所の裏に、庭とは呼べない程で、土の部分と言えばよいのか、一畳ほどの「土の部分」があります。1日を通して、ほとんど日が当たらない所なのに、春になってからは、草がぼうぼうに生え「土の部分」は、「緑の部分」の状態でした。そこは、まさに住職が、草の管理が大変だから、舗装しようかと、言ってくれた場所です。でも、わたしが「土で残したい」といった所でした。
冬場は暗く寒い所なので「はてさて何を植えようか」と思案していましたが、先日思いきって、ホームセンターへ行き、店員のおじさんに相談してみました。
おじさんは、色々と植物の事を説明してくれて、ほとんどの植物の生育には日光が欠かせないと、改めて教えてくださいました。そして、最後に、山アジサイなら大丈夫かもと教えてださいました。
そして、山アジサイの株を目にした時、ピピッときてしまいました。よく、ペットを買うとき、ピピッときて、連れて帰っちゃったとか言うそれです。
早速、連れて帰って、「土の部分」に植え、住職のご法話で、『枯れ木に花が咲くよりも、生木に花が咲くのを喜べ』と言うのを、思い出しながら、たっぷりお水をやりました。
文:坊守
※「ぼうもり」と読みます。住職の連れあいです。
鎌倉時代から大切にされてきた言葉なんですよ。
時々つぶやきますので、優しくお付き合いください。