- 住職のつぶやき
- 2018年4月18日
朝のおつとめの言葉
戸塚・善了寺では、毎日「朝のおつとめ」を行なっています。そのおつとめ(お経)の時に、唱和している言葉があります。
この度のご縁は、初事と思うべし。我らのためと思うべし。
今生の最後と思うべし。
先日朝のおつとめの際に、この言葉について、善了寺住職がお話をしました。
「初事」とは、一回一回初めてだと思うことで、気を引き閉めると言うこと。
「我ら」とは、私たちと言うことと先の往生された方々、また、未来の子どもたちも含まれているということ。
そして「今生の最後」とは、当たり前のように朝が来て、当たり前のように明日がくるのでなく、大いなる導きのなかで生きることと死がつながっていて、常にバラバラではないということです。今を生きる事は、死とつながっていることです。
1日1日、なにが、起こるかわかりません。お慈悲の1日が、始まりました。阿弥陀さまの大いなるみ手の中です。報恩感謝の思いから、一歩一歩歩んで参りましょう。
このように私は聞かせていただきました。
文:坊守
※「ぼうもり」と読みます。住職の連れあいです。
鎌倉時代から大切にされてきた言葉なんですよ。
時々つぶやきますので、優しくお付き合いください。