- 文化・アート
- 2017年8月14日
お盆って、何をすればいいの?
毎年8月中旬にある、このお盆の期間。
家族で旅行されたり、実家へ帰省されたり、またはお寺にお参りに行ったりと、皆さんそれぞれに過ごされているかと思います。
そもそも、お盆って何か知っていますか?
お盆というのは、古くは仏教をひろめたお釈迦様の時代から由来のあるものです。 正確には盂蘭盆会(うらぼんえ)と言います。
盂蘭盆会とは、お釈迦様の弟子・目連尊者(もくれんそんじゃ)という人がいました。その目連尊者の亡くなった母親が、餓鬼道(がきどう)という世界で苦しんでいました。その姿を知った目連尊者が、お釈迦様に助けを求め、法要を営み供養したことにより、母親が餓鬼道より救われていきました。この法要を盂蘭盆会といい、以後亡くなった大切な方々を偲ぶ期間として、お盆の法要が営まれます。
日本では推古天皇により、606年に初めて営まれたと『日本書紀』に記載があります。
現代では、それぞれの宗派の教えによって、お盆の位置づけは異なり、様々な形でお盆を迎えられています。迎え方はそれぞれではありますが、先に亡くなった大切な方々を偲ばせて頂く中に、今のこの私のいのちを考えてみましょう。
普段なんとなく過ごしている日常も、たくさんの先人の方々がいて下さったからこそ、今の 私のいのちがあるわけです。 目に見えるものだけでなく、たくさんの支えによって成り立っている今であると、このお盆を通じて、また1日を大切に歩もうと感じました。
戸塚・善了寺では、お盆期間中(16日まで)毎日午前10時と午後2時より法要が営まれます。
どなた様でもお参りできますで、皆様ぜひお参り下さい。
また、善了寺境内の聞思堂にて「カフェゆっくり堂」がオープンしました。 美味しいコーヒーなどをご用意しています。こちらもどなた様でもご利用できます。お参りにお越しの際は、ぜひお立ち寄り下さい。