7月7日、横浜市の善了寺でプレオープンする 『カフェ ゆっくり堂』でトークイベントを開催します。

『カフェ ゆっくり堂』は、戸塚・善了寺のお堂「聞思堂」で開かれるカフェ。フェアトレードのコーヒーを始め、作り手が見え、環境に配慮したフード・ドリンクを提供していく予定です。

今回のイベントは、『カフェ ゆっくり堂』でお出しするコーヒーを提供してくださる中村さんをお招きしてのトークイベントです。
中村さんは、40年ほど前から環境保護や有機農業の普及に取り組み、30年間フェアトレード事業に取り組んでこられました。また『考える絵本 しあわせ』のモデルとなったブラジルのカルロスさんとのフェアトレードについて参加者と一緒に「カルロスさんのコーヒー」を飲みながら語ります。

また、「このコーヒーを飲むと幸せになる」とも言われている「しあわせコーヒー」のヒミツについても、森を守る森林農法のコーヒーを飲みながらひも解いていきます(カフェインが飲めない方にはカフェインレスコーヒーをお出しします)。なお、コーヒーも中村さんご自身がフレンチプレスで淹れて下さいます。7月7日は戸塚・善了寺にある『カフェ ゆっくり堂』へ、ぜひお越しください。

また、今回、善了寺のお堂「聞思堂」をカフェにするにあたって、善了寺住職が書いたコチラの記事も、ご覧ください。
お寺のお堂が、カフェになる意味 〜住職のまなびほどくシリーズ⑦〜

 

なお、7月7日以降、カフェゆっくり堂のプレオープンは下記の時間で営業しております。

  • ・7月7日~8月10日:14:00~17:00 ※毎週木・金・土のみの営業となります
  • ・8月11日~16日 :9:00~17:00

 

イベント詳細

■開催日時
7月7日(金)17:00~18:50

■会場
カフェゆっくり堂 (戸塚駅から徒歩7分)
横浜市戸塚区矢部町 125 番善了寺内 http://zenryouji.jp/

■参加費
参加者ご自身でお決め下さい。
(目安を知りたい方は下記を参考にされて下さい)
社会人1,000 円以上 中高生・大学生100円~1,000円
※参加費は全額、福島の子どもたちが夏休み、冬休み、春休みに
汚染地を離れ、自然の中で遊べる保養所の開設資金に寄付されます。

 

ゲストプロフィール

中村隆市(なかむら りゅういち)
(株)ウインドファーム(有)有機コーヒー(有)ゆっくり堂の代表。環境=文化NGOナマケモノ倶楽部世話人。

1955年福岡生まれ。23歳で山村に移住。無農薬で米と野菜をつくり、鶏を飼いながら有機農業の普及活動に取り組む。86年、チェルノブイリ原発事故が起こり、放射能汚染食品の多くが「途上国」に回されたことを知って、「途上国の子どもたちが気になり始めた」。それがキッカケで翌87年、途上国の農民や生産組合との産直事業(フェア トレード)に取り組む「有機農産物産直センター(後のウインドファーム)」を設立。

1993年「ブラジル有機コーヒーの父」とも言われるカルロス・フランコさんと運命的に出会い、本格的なフェアトレード事業を開始。98年、コロンビアで開催された第1回国際有機コーヒーセミナーに「フェアトレードのモデルケース」として招聘され、「生産者が消費者とつながることの大切さ」について講演。このセミナーでメキシコの生物学者パトリシア・モゲルと出会い森林農法 (アグロフォレストリー)の重要性を学び、中南米の森林農法コーヒーのフェアトレードを拡大して普及を促進。

1998年から日本と中南米で「有機コーヒー・フェアトレード国際会議」を開催。2000年、ブラジル初のオーガニックカフェ「テーハベルジ」を開店。04年、有機農業とフェアトレードを普及させたことでブラジル・マッシャード市から名誉市民章受章(カルロスさんとのフェアトレードは『考える絵本 しあわせ』 という絵本になっている)

こうした事業と並行して1990年からチェルノブイリ原発事故被害者の医療支援に関わり、ベラルーシに医療機器や薬を届ける中で被害の凄まじさを知る。福島原発事故の後、東北や関東の母親たちから相談が殺到。「放射能から子どもを守る企業と市民のネットワーク」を設立。市民と医師の協力による健康相談会や甲状腺検診活動、子ども留学、移住、保養などの支援を行いながら、現在、福岡県に年間を通じて利用できる保養所開設を進めている。