- 住職のつぶやき
- 2017年5月12日
落語に遇う(住職の学びほどくシリーズ⑤)
横浜戸塚・善了寺の住職です。今年も春の落語会の時期になりました。みなさん是非お越しください。この落語会は、なんと、落語だけの落語会(詳しくはこちらから)です。古今亭菊千代師匠からお稽古をいただき、多彩な職業の落語好きな仲間が高座をつとめさせていただきます。ほとんど古典落語ばかりです。聞いてくださるみなさんがいてくださるからこそ、この会をつづけることができます。本当にありがたいことです。
私が落語に出遇うきっかけになったのは、千葉県松戸市にある「子ども家庭教育フォーラム」のカウンセラー荻野ゆう子先生との出遇いでした。荻野先生は、古典落語の特に人情噺を中心に、人とひとが気持ちを交わし合う大切さを伝えてくださいました。カウンセリングと落語がつながるとは、ちょっと驚きです。
落語は、聞くことを育てる文化です。聞くことは、コミュニケーションをつくるなかで、とても大切な意味を持っています。コミュニケーション不全と言われる現代社会にあって、私たちが、コミュニケーションを学び、取り戻す大切な文化が落語ではないでしょうか。お寺の落語会だからこそ、聞くことを大切にしていきたいと思っています。
つい硬く考えてしまうのが、私のクセなんですが、どうぞ気軽にご参加ください。そして、気持ちを交わし合う中で生まれてくる笑いをご一緒に楽しみましょう。
日時や場所等の詳細情報はこちらから、ご確認ください。
・お寺で落語!ぼちぼち亭 春の一門会を開催します
これまでの落語会の様子はこちらから、ご覧いただけます。
・秋のぼちぼち亭一門会
・新本堂で初公演!第十回「春のぼちぼち亭一門会」を開催しました