今年11月に開催予定の「幸せの経済国際会議」に向けたプロセス、ローカリゼーションカフェの第一弾!『糸カフェ』を営み、郡上八幡の人、自然、モノをつなぐキーパーソンとして活躍中、ナマケモノ倶楽部の設立メンバーでもある上村彩果さんにお越しいただきました。
また、企画のスタートを祝して、ナマケモノ倶楽部共同代表で、郡上にも拠点を築きつつあるオジャさんこと小澤陽祐さん、ナマケモノ倶楽部を辻さんと共に立ち上げ、「いのちを大事にするビジネス=スロービジネス」という思想で、しあわせの経済を実践してきた中村隆市さんもご参加という豪華メンバーでお送りしました。

東京で建築のお仕事をされていた彩果さん、お仕事の出会いの中であふれてきた、「循環可能な生き方、人間らしい働き方や生き方がしたい」という思いがきっかけとなって、故郷である郡上八幡へ戻り、いまのかたちへの歩みが始まったそうです。
「水と踊りの町」と言われる郡上(郡上踊りが有名)で、『糸カフェ』は地元の人も、ほかから来た人も両方が集まる交差点のような場所。きっと彩果さんの優しくて親しみやすい雰囲気のような場所なのだろうなぁ。

「もの」は「買うもの」だと思っている人がほとんどななか、「なんでも人間が手で作れる」という観点から、『糸カフェ』では、バターナイフ、蝋纈染め、まな板、ワラージ(ぞうりような)など、ものづくりの様々なワークショップが開催されていたり、お金を介さない新しい循環として、野菜が参加料や報酬となる「ギブミーベジタブル」が開催されていたり。

郡上には町家が千軒ぐらいあり、その三分の一が空き家。「チームまちや」が立ち上がり、昨年は10名前後の人が改修した町家に住み始めたとか。 また、昔の人の知恵を聞いていく「聞き書き」を通して、地域のお年寄りと若者との交流が広がっているそう。
ほかにも、白山信仰の、美しい石徹白での小水力発電、こだわりの素材を使って丁寧なものづくりをされている「石徹白洋品店」など気になるお話がいくつも。 オジャさんのお話。奥様さまのふるさとが郡上という不思議なご縁。
「HUB GUJO」の開始。古い紡績工場を使ったオフィス、目の前には底が見えるほど水のきれいな吉田川。そこに、名古屋、岐阜、東京から広告、和紙、Web制作などの会社とスロー社が入る予定で、異業種の会社がいくつか集まるのは珍しいとのことで注目が集まっているそう。2/25,26にお披露目会があるそうです。

中村さんからは、フェアトレードやローカリゼーションのお話と楽しいダジャレ(^-^)。フェアトレードとは、その地域の自然を守り、お金支配ではなく、みんなが幸せになるような取り組み。ローカリゼーションにも、「地域を壊さずに人々のつながりを大切にする」という意味が込められて。中村さんが大切にされていること。
彩果さんが持ってきてくださったさまざまギフトも、パッケージの素敵さも美味しさも素晴らしくて大人気でした。
 

そうそう!今年の5月の戸塚祭りでは、本当の東海道の上で「郡上踊り」が繰り広げられるそうですよ。お楽しみに♪