世情不安の中、心からお見舞い申し上げます。

一日一日いろんな不安や心配がありますよね。私もそうです。そこで、私が取り入れているちょっとした習慣をご紹介したいと思います。

「ながら聴聞」のすすめ

暮らしの中に、仏教のお話を聞く機会を作ることです。こんなこというと、住職がまた難しいこと言っていると思われますよね。もう少しだけお付き合いください。

真面目に仏壇の前で、正座して、聞くことができれば、どんなに素晴らしいことかと思いますが、只でさえ、ストレスがかかっているのに、そんなこととってもじゃないけどできないですよね。私もそうです。

なので、私は、「ながら聴聞」してます。何かをしながら聴聞するということです。お掃除やお料理のBGMのような形でもいいですよ。何かをしながら、お気に入りの先生のお話を何度も聞いてみてください(こんなことをオススメすると、どこからか、叱られそうな気がしますが、どうぞご寛容ください)。

お念仏は、そもそも、「時処諸縁をえらばず」という言葉があるように、いつでも、どこでも、どんな状況でも、称え、そしてお聞かせ頂くことができます。その慈悲のはたらきは、ご法話のご聴聞にも息づいていると思うんです。

今日では、YouTubeなどの動画サイトに、ご法話が、たくさんアップされています。
私のお気に入りのチャンネルに「浄土真宗の法話配信」があります。そこには、昔の法話がたくさんあがっています。

1時間以上の動画も多いので、画面をじっと見ていると、疲れます……。なので、画面を見ないで、お話を音声だけで聞いてみましょう。

オススメの聴聞方法

私は、寝る前に、スマホからイヤホンで、寝ながら聴いてます。ものすごくよく眠れます……(こんなことを言うと、これもどこからか叱られそうな気がします。すみません)。でも今、眠れない方もいると思うのでおすすめします。夜中に目が覚める方もいるかもしれませんね。なかなか寝付けない夜、目を閉じて、また聞いてみてください。

色々試した中で、私が一番おすすめするのは、明け方の聴聞です。私は、朝のお勤めは、必ずあるので、朝5時には起きます。ちょっと早く目が覚めてしまうと4時頃なんて時が結構あります。そこから、小一時間ぐらい聞かせて頂きます。

有り難いですよ。明け方は、頭も冴えており、すっきりとご法話を聞くことができます。一日を始める、はじめの一歩として、ご法話を聴聞しています。

テレビの新型コロナウィルスのニュースとは反対に、ご法話は心を落ち着けてくれます。何故かというと、阿弥陀如来様のお話だからです。決して見捨てないという私が生かされていく根源を支えるお話ばかりだからです。

このような時だからこそ、暮らしの中に「ながら聴聞」をおすすめします。

ちなみに私のイチオシは、コチラです。恩師 浅井成海先生の御法話です。やわらかい口調で、心がほっこりしますよ。是非ご聴聞ください。