コロナ禍の最中にあって、悩み多き日々が続きます。こころからお見舞い申し上げます。

8月8日に、お寺の定例法話会をお勤めいたしました。コロナ禍の真っ只中、20名くらいのみなさんがお参りくださいました。三密をさけ、参加者名簿を頂き、消毒のご協力を頂きながらお参り頂きました。お参りされたくても、お控え頂いたいただいた方々も多くおられたと思います。どうぞ、お身体をご自愛ください。善了寺で、毎月8日に法話会をお勤めさせて頂くのは、善了寺を矢部の地にお移しくださり、ご再興くだっさった、中興釈了唯住職の御命日をご縁としているからです。尊い伝灯として、受け継がれてきました。この、コロナ禍の真っ只中にあっても、御門徒のみなさまが共々に、大切にお勤めくださいます。伝灯の導きを思わずにはおられません。先行きが見えない不安な世の中だからこそ、灯され続けてきた伝灯が大きなよりどころになると思います。御命日は単なる亡くなった日にちの記録ではありません。生死の迷いを超えていくために仏さまの教え、お念仏の教えを聞かせていただく大切なご縁なのです。

これから、お盆をお迎えさせて頂きます。みほとけの教えとともに、伝灯の導きを頂いた、お盆のご法要を迎えさせて頂きましょう。