- 住職のつぶやき
- 2020年10月8日
コロナ禍の中の報恩講法要
おかげさまで、宗祖親鸞聖人報恩講法要ならびに第十六世成田恵門住職祥月命日法要をお勤めさせて頂きました。
今年のご法要は、新型コロナウィルス感染症の拡大を防止するために、総代・世話人会による門徒代表参拝の形で
お勤めいたしました。毎年、鎌倉組では勤めあいを頂いておりますが、今回は、住職のみの出勤でお勤めいたしました。
宗祖讃仰作法音楽法要のお勤めをさせて頂きました。お勤めの最中に、先の往生された多くのみなさまとご一緒だと
いう思いがあふれてきました。先に往生された、お世話になった鎌倉組のご住職の方々、総代・世話人会の懐かしいみなさん
そして、ご往生された御門徒のみなさん・・・。お念仏の声が響く本堂にあって、多くの先人と共にある。というご法要を
営むことができたのは、ひとえに、親鸞さまが、他力のお念仏をお伝えくださったご恩にほかなりません。
日々の暮らしの中で、お念仏を称えましょう。他力の念仏は、報恩感謝の称名でもあります。コロナ禍にあって、報恩感謝のこころを
恵まれることは、孤独の闇を照らす大いなる導きです。
集まれなくて、ちょっと寂しさもつのりますが、今だからこそ、きづけること。
この時代に生きている私たちだからこそ、学び、気づかされ、実践できる暮らしが必ずあります。
この秋冬どうか、慎重にお身体を十分ご自愛頂き、仏縁を大切にむすんでまりましょう。
合掌