こよりどうカフェの一角で「恩送りカード」の掲示を開始しました。

恩送りカードは、1000円でカードを購入してくださった送り主の方が、『初めて子どもを連れて飲食店に来た方』『おなかの赤ちゃん&お母さん』『妊婦さん』『子育て中の方』『映画が好きな方』などと送りたい相手を指定し、こよりどうカフェにご来店くださった誰かに1杯のドリンクをプレゼントする仕組みです。(ドリンク代との差額分は、こまちぷらすへのご寄付として頂戴しています。)

送り先の指定が自分に当てはまると思う恩送りカードを見つけた人は、その恩送りカードを使って1杯のドリンクを飲むことができます。

これまで、姉妹店のこまちカフェで行ってきた取り組みですが、この度善了寺さんからのご提案により、従来のドリンク用の恩送りカードに加えて、ランチをプレゼントできるカードも新たに作成し、こよりどうカフェでも実施することになりました!(ランチはカードを1500円でご購入いただきます)

能登の復興支援に通われている、善了寺のご住職と坊守さん。現地での活動の中で「温もりのある食事」がいかに大切かを痛感されたとお話くださいました。
こよりどうの恩送りカードには、美味しい食べ物・飲み物には人の気持ちを和ませる力があること、カフェを訪れる誰かの気持ちを、次のどなたかに贈る仕組みを、お寺という様々な方が行き交う場で作りたいという善了寺ご住職と坊守さんのお気持ちも込められています。

恩送りカードには送り主からメッセージが添えられており、恩送りカードを使った方もお返事を書く形でメッセージをご記入いただいています。ご利用いただいた恩送りカードは店内で閲覧いただけるファイルに入れており、自分が送った恩送りカードに寄せられたメッセージを確認することもできます。自分が送った恩送りカードがいつ使われるか、どんな方が使ってくださったのか、それを楽しみにしている人もいるのではないでしょうか。

△恩送りカードの一部

ところで、恩送りカードは、こまちカフェでも掲示を行ってきており、これまでの恩送りカードのファイルを読んでいたところ、あるエピソードに出会いました。

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・恩送りカードでドリンクを飲み、書かれていたメッセージに救われたので、今度は自分が誰かに恩送りカードを送ります

・恩送りカードに書かれていたメッセージに背中を押されたので、今度は自分が誰かの背中を押せたらと恩送りカードを送ります
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恩送りカードを通して、受け取った気持ちが次から次へと巡回している様子を目の当たりにし、孤立した子育てをなくし、「まちで子育て」が当たり前になる社会を目指すのに一役買っている事を改めて感じました。もちろん、子育て中の方だけでなく、まちの皆さんたちにとっても、お手紙のような形で誰かと繋がり、1人ではないと感じられるようなツールが、善了寺さんとのご縁により、また新しい形でこよりどうカフェでも広がっていくことを願っています。

直接誰かと話すのはちょっと…という方も、誰かと話したい…という方も、ちょっと休憩したい…という方も、恩送りカードについてもっと知りたい…という方も、恩送りカードを探しにこよりどうカフェにいらっしゃいませんか?